書籍 幸せになる勇気 紹介

紹介
今回はアフィリエイトを含みます。
まいどこんにちは。おみすです。
今回は、前回紹介した、アドラー心理学の著書、「嫌われる勇気」の続編、「幸せになる勇気」を紹介していきたいと思います。
幸せになる勇気では、教育や愛、対人関係について書かれています。
前作の嫌われる勇気でも対人関係について書かれていましたが、今回の著書は他人との関わり方をもっと具体的に教えてくれています。
今回も物語は青年と哲人の対話形式になっていてすごく読みやすいです。
今回は僕自身が、「すごい!」「勉強になる!」と感じた所を紹介していきます。
是非最後までお付き合いください。

①勇気は伝染し、尊敬も伝染する

自分の態度や感情は伝染する - 人生を健やかに生きる方法

この本では、青年は教育者になっており、仕事で上手くいかない事を相談に来ています。

確かに、人に何かを教えたりするのはとても難しく大変です。

僕自身も元々は保育士をしていたので、子どもたちと関わる難しさも何となく理解できます。

そこで、子どもたちに対して(すべての人対象だと思います)一人の人間として最大級の尊敬をもって対等な存在として接することが大切だと書いています。

また、相手の興味関心に共感することも大切です。

そしてアドラーは「臆病は伝染する。そして勇気も感染する」と言っていて、当然「尊敬」もまた伝染すると書いていました。

尊敬はあらゆる対人関係の第一歩です。

確かにお互いを尊敬しなければそもそも対等な人間関係は出来ません。

どちらか片方が見下していれば、もう片方も嫌な気持ちになるだろうし、適当に接していれば相手も適当に接してくるようになると思います。

コミュニケーションをとる時に相手を尊敬することが何より初めに必要だと感じました。

今現在の仕事も対人関係の仕事なので、その事を忘れずに活かしていこうと思いました。

②叱ってはいけない・褒めてもいけない

ほめてもいけない,しかってもいけない。 - ミライデザインラボ

これを見た時はほんとに衝撃的でした。

叱ってもいけない、褒めてもいけない、ならどうやって関わっていけば良いんだろうと思いました。

何か問題があってもすぐに叱らず、何でその行動をしたのかと言う理由を聞くことが大切です。

僕自身も子どもがやっている行動が良くない事や、危ないことだった場合、話も聞かずに叱った事がありましたが、この本を読んで「その行動自体が、ダメな事だと知らない可能性もあったな~」と知ることが出来ました。

叱るのではなく、きちんと教える(伝える)事が大切だと思いました。

また、褒めることがいけない理由は、それが何かをする理由になってしまうからです。

例えば、勉強をしてテストで100点をとったら親に褒められるとします。

そしてまた褒められるために勉強をします。

しかし、これが誰からも褒められなければ、その子は勉強するでしょうか?

それが好きな事ならするかもしれませんが、ほとんどの子は褒められなければ辞めてしまうと思います。

褒められる行為自体が目的になっていて、勉強することが褒められることへの手段になってしまっています。

それだと、自分ではなく他人を軸に生きてしまっています。

自分の人生を歩むという観点からは褒めるという行為はあまりよくないのかなと感じました。

そして、何かをしてもらった時にする行動は、叱るでも褒めるでもなく感謝することです。

少し宗教臭いかもしれませんが、感謝を伝えることで自分も相手もいい気持ちになるので、褒めるよりは「ありがとう」を伝えようと思いました。

※テストで100点取った時は「すごいね!」など褒めずに一緒に喜んで共感することの方が大切なんだと気づかされました。ほんとに勉強になります。

(本には書いていないですが、読んでいて個人的にそう感じました。)

③先に信じる事

「疑念」とは?意味や使い方!例文や解釈 | Meaning-Book

信じる事とは相手の言っている事を何でも鵜呑みにする事ではありません。

例え相手が嘘を語っていても、嘘をついていてもその人ごと信じることです。

今文章を書いていて、信じるのはかなり難しいことだと改めて感じました。

信じることについても、相手に「信じてくれ」と強要することはできません。

信じるかどうかはその人の自由です。

私たちが出来るのは自分が語りかける相手を信じることです。

相手に信じて欲しい時はまず自分から相手を信じることが大切です。

こっち側が相手に不信感を持って接していればそれが相手にも伝わるので中々信頼関係を結ぶのが難しくなります。

なので自分の事を信じて欲しければまずは自分から信じてみることです。

勇気はいりますがこの方法以外ないのかなって読んでいて感じました。

相手が自分の事を信じていようと信じていまいと、自分はあなたを信じる。信じ続ける。

これが人間関係の(自分側の基本)だと思います。

大人になればなるほど難しいですよね。

僕自身も難しいと思っていますが、ふとした時に思い出そうと思っています。

④愛とは「決断」である

愛とは「決断」である | アドラー心理学を自分のものにする講座

まず最初にアドラー心理学では「我々はいかなる人も愛することが出来る」と定義づけています。

誰かを愛するということは単なる激しい感情ではなく、それは決意であり、決断であり、約束なのだと。

このようにすべては自分の決断で決定しているということです。

冷たいかもしれませんが、「運命とは、自らの手で作り上げる物なのです。」

自分ですべてを決定できるということは素晴らしいことですが、これがまた難しい。

前作もそうですが、書いていることは理解できるのですが、実行するのが中々に難しいんですよ。

これが実行できれば人生が少し気楽になるのかなって思います。

知っていて出来ないのと知らないのとでは全然感じ方が違うと思います。

少なくとも知ってさえいれば落ち着いた時にでも思い返してこの考え方を使って反省したり、次の行動に移せたりします。

このアドバンテージは大きいと思います。

最後に

前作と今作を読んでみて色々な考え方を知りました。

実践で使うのはハードルが高いですが、思い出したときにでも使おうと思いました。

また、全ては自分で決めるということは良いも悪いも人生は自分次第なので、出来るだけ前向きに考えて行動しようと思いました。

「生きにくいな~」「人生しんどいな」と感じたら是非この本を読んでみて下さい。

必ず何かの役に立つと思います。

そしたら、今回はこの辺で!

ではまた。

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